最適な睡眠時間
ゴールデンウイークも明け、通常の生活やお仕事に戻られていることと思います。
長期連休明けの一週間は体調が思わしくない人も多いことと思いますが、健康管理に気を使い、忙しい日常でのストレスをためないようにして頂きたいと思います。
今回は、人が生活する上で欠かせない、睡眠についてのお話です。
皆さんは、しっかりと適切な睡眠時間を確保できていますか?
睡眠は生活習慣の一部であり、仕事や家庭環境、ストレスなどの精神状態に加え、様々な要因から影響も受けるものです。
それぞれ個人差があるがゆえに、現時点では、すべての人に当てはまる理想の睡眠時間を断定することはできません。
・理想の睡眠時間は個人によってことなる。
・睡眠不足の状態では健康維持のリスクが高まったり、美容面で弊害が出たりする。
・睡眠時間が長すぎても、短すぎても健康状態の維持を害する危険性がある。
・睡眠時間が長すぎると睡眠の質が低下することがある。
・自分に適した睡眠時間を知るには満足感を基準にすること。
【年齢による睡眠時間の変化】
年齢 睡眠時間
10歳まで 約8~9時間
15歳 約8時間
25歳 約7時間
45歳 約6時間30分
65歳 約6時間
高齢者が若い頃に比べて早寝早起きになるのは、体内時計の加齢変化によるもので、睡眠だけではなく、血圧、体温、ホルモン分泌など睡眠を支える多くの生体機能リズムが前倒しになるからです。
加齢とともに睡眠も浅くなり、深いノンレム睡眠が減り、浅いノンレム睡眠が増えるようになります。そのため、尿意やちょっとした物音でも目が覚めてしまうのです。
若い頃に比べてよく眠れなくなったという経験は、加齢に伴い体に必要な睡眠が変改しているのです。
【睡眠のパターンと役割】
ノンレム睡眠・・・脳も体も休息
レム睡眠・・・脳は活動、体は休息
【睡眠ミッション】
①脳と体に「休息」を与える
②「記憶」を整理して定着させる
③「ホルモンバランス」を調整する
④「免疫力」を上げて病気を遠ざける
⑤「脳の老廃物」をとる
【季節により睡眠時間も変化】
個人の睡眠時間は季節によっても変化します。
冬は睡眠が長く、初夏は最も短くなります。日照時間は睡眠と深い関わりがあります。
睡眠で大切なことは、睡眠時間の確保と体内リズムを整えることです。睡眠時間を確保することは、健康を維持するのにとても重要なことです。
睡眠不足だと風邪をひきやすくなったり、高血圧や糖尿病の要因にもなる可能性があります。
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