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ストレートネック(スマホ首)にご注意

ストレートネックとは、首の骨がまっすぐに近づいている状態を意味します。別名スマホ首とも言われており、スマートフォンの普及にともなって近年増加傾向にあります。


人間の頭は体重の10分の1程度の重さがあるとされ、重力によって首には常に負荷がかかっていますが、頸椎が緩やかに前弯しアーチ構造となっていることで、頭の重さを支えています。


ところが、様々な要因で顔を前に傾ける角度が大きくなると、首にかかる負荷が増します。このような状態が続くことで首の筋肉が緊張し、硬くなった筋肉によって頸椎が引っ張られ、徐々に首の骨がまっすぐになってしまいます。


ストレートネックになると、身体だけでなく、精神面にも悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。


悪い姿勢でスマホを見ると危険
ストレートネック/スマホ首

【ストレートネック(スマホ首)の主な原因】


①スマホやパソコンの見過ぎ

スマホやパソコンを長時間使用していると、前のめりになってしまう事が多くなります。


②視力の低下

視力が低下すると、必然的にスマホやパソコンの画面、本などへ顔を近づけることとなります。


③骨盤の後傾

長時間のデスクワークなどにより骨盤が後傾すると、姿勢が猫背気味になります。骨盤が後傾するとバランスをとるため、顔の位置が前へスライドしていきます。


【ストレートネック(スマホ首)による症状】


①首こりや肩こり・頭痛

ストレートネックによって首や肩の筋肉が硬くなると、筋緊張によって血管が圧迫され、脳へ送られる血液量が減少するため、緊張型頭痛や片頭痛のリスクが高まります。


②自律神経系の症状

最近の研究によって、首周りの筋肉が硬くなることで、自律神経のバランスに悪影響を及ぼすことが分かってきています。自律神経のバランスが乱れることによって、めまい等の症状が出るだけでなく、パニック障害やうつ病などを発症するリスクも高くなります。


③喉の違和感

首や肩が凝り固まると、顎の下や首の前側の周辺にある唾液腺が圧迫されて唾液量が減ってしまい、喉が乾燥して違和感を覚えることがあります。


頭痛に悩む女性
頭痛/首こり/肩こり

【ストレートネックの予防】


①正しい姿勢を保つ

ストレートネックの多くは日常生活における不良姿勢によってもたらされるため、正しい姿勢を保つことが重要となります。


②スマホ使用時の姿勢

スマホをなるべく高く持ち、画面を目の高さにして見て、首に負担がかからないようにします。高く挙げた腕の肘を逆側の手で支えるなど両腕を上手に使うと実践しやすいです。


③パソコン使用時の姿勢

両足の裏がしっかりと地面につくよう椅子の高さを調整し、モニターがなるべく正面にくるようにします。背筋を伸ばし、肩に力が入らないポジションを探して姿勢が保てるようにすると良いです。


PCを正しい位置に調整
デスクワーク

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